プロレナールは、強力な血管拡張作用や血流増加作用を持っています。また、血液を固まりにくくする作用ももっていることから、閉塞性血栓血管炎に起因して発生した潰瘍や、痛みに処方されます。特殊なところでは、後天性の腰部脊柱管狭窄症に伴う下肢疼痛やしびれ、歩行能力の改善にも使われるなど、内科や整形外科など診療科をまたがって処方されることも珍しくありません。
気になる副作用ですが、発疹がでたりといったアレルギー状の過敏症状があります。また、多くの薬に該当し、注意が促されているものと共通しているのが、下痢、吐き気・嘔吐、動悸や頭痛、胸痛などです。このほかにも、列挙していくとどれかに該当するのではないかと思えてくるほどの症状が報告されていますので、少しでもおかしいと思ったら、すぐに医師もしくは薬剤師に相談することが大事です。
肝機能にも影響を及ぼすことから、定期的な血液検査の実施など、医師の指示に従って、勧められた検査はきちんと受けておくことが、副作用から身を守ることにつながります。効き目の高い薬ほど、副作用の出方やその範囲も強く、そして広くなってしまいますので、対策をしっかり取って服用するのが安全です。